デザイナー目線で整理するWeb用語 ― SSR、API、OAuth
WordPressからAstroへの移行で出会ったWeb用語を、デザイナーが自分の言葉で解説します。
知らない言葉だらけだった
WordPress から Astro にサイトを移行するとき、Claude Code との会話に聞き慣れない用語が出てきました。「SSRモードに切り替えましょう」「APIルートに変換します」「OAuth認証を設定します」——何を言われているのかわからない。
でも、作業を進める中で少しずつ意味がわかってきました。ここでは、自分が実際に出会った用語をデザイナー目線で説明します。
サイトの仕組み系
SSR(Server Side Rendering)
ページにアクセスがあるたびに、サーバー側でHTMLを作って返す方式。WordPress はこれに近い動きをしています。
MARI LAB のサイトでも、一部のページにパスワード認証をかけるために SSR モードを使っています。アクセスのたびに「パスワードは合ってる?」とサーバーが判断する必要があるからです。
SSG(Static Site Generation)
あらかじめ全ページのHTMLを作っておいて、アクセス時はそれを返すだけの方式。表示がとにかく速い。
MARI LAB のブログや会社概要はこの方式です。内容が変わらないページは、事前に作っておくのが効率的。
prerender
Astro の設定で、「このページは SSG で事前生成してね」と指定すること。SSR モードのサイトでも、ページごとに SSG を選べます。
CDN(Content Delivery Network)
世界中にあるサーバーのネットワーク。サイトのデータを各地のサーバーにコピーしておいて、ユーザーの近くから配信する仕組み。Cloudflare Pages を使うと自動的に CDN 配信になります。
API 系
API(Application Programming Interface)
ソフトウェア同士が情報をやりとりするための窓口。たとえば、Figma API は「Figma のファイル情報をください」というリクエストを送ると、データを返してくれる仕組みです。
自分が使った API:
- Figma API — ファイル情報やスクリーンショットの取得
- Resend API — お問い合わせフォームからのメール送信
- GitHub API — CMS のログイン認証
REST API
API の一つの形式。URLにアクセスするとデータが返ってくる、Webの仕組みに沿った設計。WordPress にも REST API があり、外部から記事データを取得できます。
エンドポイント
API の「住所」のようなもの。「このURLにリクエストを送ると、このデータが返ってくる」という窓口のこと。
レート制限
API に短時間で大量のリクエストを送ると制限がかかること。Figma API で数百件のファイル情報を取得しようとしたとき、これに引っかかりました。
認証系
OAuth(オーオース)
他のサービスのアカウント(GitHub、Google など)を使ってログインする仕組み。Decap CMS で「GitHub でログイン」するときに使っています。
自分でパスワードを管理する必要がないので、セキュリティ的にも楽。
Basic 認証
ユーザー名とパスワードでアクセスを制限するシンプルな認証方式。ブラウザにポップアップが出て、ID/PW を入力するやつ。/works/ ページの保護に使っています。
環境変数
パスワードや API キーなど、コードに直接書きたくない秘密の情報を外部に保存する仕組み。.env ファイルに書いたり、Cloudflare のダッシュボードで設定したりします。
開発ツール系
npm
JavaScript のパッケージ(ライブラリやツール)を管理するツール。npm install でプロジェクトに必要なツールを一括インストール、npm run dev で開発サーバーを起動。
Git
ファイルの変更履歴を管理するツール。「いつ」「何を」「どう変えたか」が全部記録される。間違えても前の状態に戻せる。
GitHub
Git で管理しているファイルをインターネット上に保存する場所。Cloudflare Pages と連携して、GitHub にコードを push すると自動的にサイトが更新されます。
デプロイ
開発したものを本番環境(実際にユーザーが見る場所)に配置すること。「デプロイする」=「サイトを公開する」くらいの意味。
知らなくても作れるけど、知ると楽しい
これらの用語を最初から知っていた必要はありませんでした。Claude Code に「わからない」と言えば、噛み砕いて説明してくれます。
でも、言葉を知っていると、次に同じ話が出てきたときに「ああ、あれね」と理解できる。Claude Code との対話のスピードも上がります。
全部を覚える必要はないけれど、出会ったときに「聞いたことある」状態にしておくと、開発がぐっと楽になりそうです。