Figma の代わりに HTML でワイヤーフレームを作る

Claude Code でモバイルアプリのワイヤーフレームをHTMLで作成。Figmaとの使い分けと、HTMLワイヤーの意外なメリット。

ワイヤーフレームを HTML で?

ワイヤーフレームは Figma で作るもの。そう思っていました。

ある日、Claude Code との作業中に「アプリの画面構成をざっくり確認したい」と思い、試しに「EC アプリのワイヤーフレームを HTML で作って」と頼んでみました。

出てきたのは、iPhone のフレーム内にきれいに収まった5画面のワイヤーフレーム。CSS だけで端末のフレーム、ノッチ、ステータスバーまで再現されていました。

作った画面

EC アプリの基本的なフローです。

  1. ホーム画面 — プロモバナー、カテゴリ一覧、商品グリッド
  2. 商品一覧 — フィルターバー、商品リスト
  3. 商品詳細 — 商品画像、カラー/サイズ選択、カートボタン
  4. カート — 商品一覧、数量コントロール、合計金額
  5. チェックアウト — 配送先、支払い方法、注文確定

5画面が横並びで表示され、全体のフローが一目でわかるレイアウト。

端末フレームの再現

驚いたのは、CSS だけで iPhone のフレームを再現していたこと。

  • 端末の外枠(角丸)
  • ダイナミックアイランド
  • ステータスバー
  • 下部のタブバー

実機を模した見た目になるので、「アプリとして使ったときの感覚」が伝わりやすい。

Figma との使い分け

実際に両方使ってみて、使い分けが見えてきました。

HTML ワイヤーが向いている場面

  • 全画面を俯瞰したいとき — 横並び一覧で画面遷移のフローが見える
  • クイックに確認したいとき — Claude Code に一言伝えるだけで生成
  • 非デザイナーに共有するとき — HTML を送るだけで見られる(Figma アカウント不要)

Figma が向いている場面

  • コンポーネントの詳細設計 — サイズ、余白、状態バリエーション
  • デザインシステムとの連携 — スタイルやトークンの一貫性
  • チームでの同時編集 — リアルタイムのコラボレーション

ワイヤーフレームに求めるもの

ワイヤーフレームの目的は「構成の確認」であって「ビジュアルの完成」ではありません。

HTML ワイヤーは、この「構成の確認」に十分なクオリティを、圧倒的なスピードで出してくれます。1ファイル、JavaScript なし、ブラウザで開くだけ。

使い方のコツ

Claude Code に依頼するとき、いくつかのポイントがあります。

  • デバイスサイズを指定する — 「iPhone 15 Pro サイズで」と伝えると適切な幅で作ってくれる
  • 全画面を横並びにする — プレゼンや共有に便利
  • グレースケールで — 色をつけるとワイヤーの域を超えてしまう
  • iOS / Android のガイドラインを意識 — 「iOS 風の UI 要素で」と伝える

手段を増やすということ

Figma をやめて HTML に移行する、という話ではありません。道具が一つ増えた、という感覚です。

5分で全体のフローを確認したいとき、HTML ワイヤーは強力です。そこから詳細に落とし込むときは Figma。目的に合わせて道具を選べるようになりました。