デザイナー兼ひとり社長のAI活用術:思考整理からバックオフィスまでAIを「壁打ちパートナー」にする方法

ザイナー兼ひとり社長がAIを壁打ちパートナーとして活用する方法

私はひとりで株式会社を設立し、会社の代表として、UX/UIデザイナーとして活動しています。

ひとりで経営をしていると、デザイン制作から会社運営・経理・総務まで、すべての判断を自分で行う必要があります。
そんな環境で最も困るのが、「ちょっとしたアイデアを誰かに話して整理したい時」や「専門外の業務で迷った時」の相談相手(壁打ち相手)がいないことです。

そこで私が日常的にフル活用しているのが、AI(Gemini・chatGPT・Claudeなど)を「もう1人のスタッフ」として隣に置く働き方です。
今回はデザイナー兼ひとりで社長を務める、私がどのようにAIを壁打ちパートナーとして活用しているかをご紹介します。

1. クリエイティブ・思考整理の壁打ち

デザインの初期段階や概念整理をするとき、頭の中のモヤモヤをそのままAIに投げかけています。

  • 「雑に投げて、深掘りしてもらう」
    「〇〇なユーザー向けのアプリでは、どんな画面遷移が考えられる?」といった大まかな問いから始め、AIが出してきた返答に対して「それだとターゲットの意向に合わないよね、別の切り口は?」などとディスカッションを重ねます。
  • プロンプトのコツ
    いきなり完璧な指示文を作ろうとせず「同僚にチャットで話しかける感覚」で対話するのがポイントです。AIの回答にツッコミを入れながら会話を往復させることで、自分自身の思考がクリアになっていきます。

2. バックオフィス・業務効率化の壁打ち

デザイン業務だけでなく、経営につきまとう「バックオフィス業務」でもAIは大活躍します。

  • 確定申告・勘定科目の疑問解決
    「このツールの月額費用ってどの勘定科目が適切?」といった疑問をその場で質問してゆきます。
    最終的な確認は公式情報や税理士さんに行いますが、調べるための初動スピードが圧倒的に上がります。
  • ツール連携や効率化のアイデア出し
    FigmaやMoney Forwardなど、日々使っているツール同士をどう連携すれば自分の作業時間を削れるか、具体的なワークフローの改善案を提案してもらうこともあります。

AIと上手につきあうための心得

私がAIを使う上で意識しているのは、「AIの回答を鵜呑みにせず、自分の専門性と組み合わせる」ことです。

AIは万能の答えを出してくれる魔法の箱ではなく、「知識が豊富なアイデアの打ち返し役」です。
提案されたアイデアに対して、自分が培ってきたUX/UIデザインの視点や、自社のビジョンに照らし合わせてフィルターをかけて「人間側の判断」と「AIのスピード感」を掛け合わせることで、ひとりでも何倍ものパフォーマンスを発揮できるようになります。

まとめ

孤独になりがちな社長だからこそ、AIという「優秀で24時間いつでも付き合ってくれるディスカッションパートナー」の存在は大きな力になっています。

作業の自動化ツールとしてだけでなく、ぜひ「思考を整理するための壁打ち相手」として話しかけてみてください。
自分だけでは思いつかなかった視点やアイデアが見つかるはずです!