サーバー代ゼロ円のサイト運用 — Cloudflare Pages のすすめ
WordPress+ロリポップからAstro+Cloudflare Pagesに移行して、サーバー代がゼロになりました。速度・コスト・運用のリアルな比較です。
毎月のサーバー代、結構嵩みませんか?
MARI LAB のコーポレートサイトは、もともとWordPress+ロリポップで運用していました。月額数百円〜千円程度。高くはないけれど、更新頻度を考えると「このサイトのために毎月払い続ける必要があるのか?」という疑問がありました。
Astro+Cloudflare Pages に移行した今、サーバー代はゼロ円となりました。
Cloudflare Pages とは
Cloudflare Pages は、静的サイトやJAMstackサイトをホスティングできる無料のサービスです。GitHub のリポジトリと連携して、コードを push するだけで自動的にデプロイされます。
無料枠の範囲が広く、月間リクエスト数の制限も個人〜小規模法人なら余裕で収まります。
ロリポップとの比較
項目 | ロリポップ+WordPress | Cloudflare Pages+Astro |
|---|---|---|
月額コスト | 数百〜千円 | 0円 |
表示速度 | 普通 | 非常に速い |
SSL | あり | あり(自動) |
デプロイ | FTP or 管理画面 | git push で自動 |
セキュリティ | WP本体・プラグインの更新が必要 | 静的ファイルなので攻撃面が少ない |
CMS | WordPress管理画面 | Decap CMS(別途導入) |
速度の違い
体感でわかるレベルで速くなりました。
WordPress はページにアクセスするたびにPHPが動いてHTMLを生成します。Astro+Cloudflare Pages は、事前に生成済みのHTMLを世界中のCDNから配信するので、どこからアクセスしても速い。
Google の PageSpeed Insights でもスコアが大幅に改善しています。
移行のハードル
「無料でこれだけできるなら、なぜみんな移行しないのか?」という疑問への正直な答えは、移行のハードルが高いからです。
- WordPress のテーマやプラグインで実現していた機能を、自分で構築する必要がある
- お問い合わせフォーム、CMS、OGP設定など、WordPress が自動でやってくれていたことを一つずつ対応する
- サーバーの設定、DNS の切り替え、SSL の設定
自分の場合は、これらすべてを Claude Code と一緒に進めました。開発経験がなくても移行できたのは、AIのおかげです。
運用の変化
移行してから変わったことがあります。
やらなくてよくなったこと
- WordPress 本体のアップデート
- プラグインの更新と互換性チェック
- PHPバージョンの管理
- サーバーの契約更新
新しくやるようになったこと
- Markdown で記事を書く(Decap CMS or エディタ)
- git push でデプロイ(GitHub 連携で自動)
- 環境変数の管理(Cloudflare のダッシュボード)
WordPress の「管理画面にログインして更新ボタンを押す」運用から、「コードを書いて push する」運用に変わりました。自分はコードを Claude Code に書いてもらっているので、実質的には「Claude Code に頼んで push してもらう」運用です。
こんな人におすすめ
- 更新頻度が低いコーポレートサイトを持っている
- サーバー代を削減したい
- サイトの表示速度を改善したい
- WordPress のアップデート管理が面倒
逆に、WordPress のプラグインに依存した複雑なサイト(ECサイト、会員サイトなど)には向きません。シンプルなコーポレートサイトやブログなら、Cloudflare Pages は最高の選択肢です。